AI初心者がGemini3.0でタイピングゲームを制作してみた

Gemini

前回はGoogle Gemini3.0でトランプゲームのフリーセルを制作しました。思った以上の完成度で驚きだったので、引き続き違うゲームも作ってみたいなと思いました。

何のゲームにしようかと考えていた結果、今回は「タイピングゲーム」を制作していきたいと思います。

Gemini3.0でタイピングゲームを制作

タイピングゲームを制作しようと思った理由は、学生時代にタイピングゲームにはまっていたこともあり、思い出深いゲームの一つです。

また、タイピングゲームの制作は意外と難しいのではと思っていました。というのも、例えばひらがなの「し」のローマ字入力は「shi」や「si」など複数の入力が可能で、そのように複数の入力が可能な文字がいくつかあるなかで、その入力の正誤を判定していく処理というのはプログラミングとしては意外と難しいのではと思っていました。

Geminiにタイピングゲームの制作を指示

まずは、Geminiにタイピングゲームの制作を指示します。

感覚的に「タイピングゲームを制作して」という指示だけだといろいろ足りない部分が出来てきそうな予感がしたので、下記のように指示しました

「タイピングゲームを制作してください。

要件としては、

・日本語ローマ字入力

・問題文は日本語15文字前後

・画面の表示として、一番上に漢字を含めた日本語文章の問題文を表示、二段目に問題文をひらがなにした日本語文章を小さめに表示、三段目に問題文をローマ字表記したものを表示

・たとえば、「し」は「si」や「shi」のように複数の入力方法が可能なひらがなは、可能な限り対応させる

・ローマ字1文字ずつ正誤を判定する

・問題は10問

・1問すべて入力後は自動で次の問題へ進む

・すべての問題が終了したら正答率を表示する」

また、ゲームやアプリを制作する際には、ツールを「canvas」にしたほうがいいようです。

フリーセルの時と同様に、ゲームの制作には多少時間がかかりますが、順調に生成してくれました。

「タイピング道場」というゲームタイトルはGeminiが考えています。

背景が暗めなのが気になりますが、いい感じにできています。

10問の問題が終了すると、エンディング画面になり、正答率やミスした数が表示されました。

何回かプレイしてみましたが、かなりいい感じになっていました。

修正依頼をしてみた

特に問題なく制作できていると思いましたが、「ん」の入力について、画面の表示は「nn」となっているのに、「n」を1度打つと2度入力した扱いになってしまい、「n」を2度打つと入力ミスの判定になっていることがわかりました。

ということで、そのことをチャット欄で指摘してみました。

すると、プログラムを修正してくれました。

実際にプレイしてみると、無事に「n」を2度入力しても入力ミスとは判定されないようになりました。

※ゲームをアップしようと思いましたが、投稿すると画面が真っ黒になってしまうので諦めました。

まとめ

今回はタイピングゲームを制作しましたが、フリーセルの時と同様にかなり完成度が高い状態のものが出来たと思います。しかも、修正依頼にもきちんと対応してくれたのがいいですね。ものの数分でこのようなゲームが制作できてしまうという時代に、すごいなと思と同時にこの先どうなるのかという不安も感じるこの頃です。

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