前回までは、Google GeminiやNotebookLMを使用してスライド資料の作成を行ってきました。ほかにもGeminiで出来ることを調べるとまだまだいろいろなことが出来そうな感じです。特に、アプリやゲーム制作においてのプログラミングのコーディング力というのがGemini3.0になって飛躍的に向上したとされています。
そこで、今回は、Gemini3.0を使用してゲームを制作してみたいと思います。
※目次に「Congratulations!」とありますが、これは制作したゲームの中の文字情報を拾ってきてしまったものだと思いますが、直し方がわからないのでこのままにします。
Gemini3.0でフリーセルを制作してみた
今回制作してみようと思ったゲームはトランプゲームの「フリーセル」。
このゲームを制作しようと思った理由は、自分が暇な時によく触っているゲームなのでルールはほぼわかっているのと、以前に別の生成AIでフリーセルを作ってみようと試みたのですが、なかなか上手くいかなかったというのもあり、Gemini3.0ではどうなのかというのを確認してみたいと思ったからです。
Gemini3.0にプロンプトを指示
Geminiのチャット欄に制作したいゲームについてのプロンプトを指示します。「トランプゲームのフリーセルを制作しください」という単純なものでもいいのですが、以前に別の生成AIで試したことを参考に、トランプのデザインと勝利が確実なら自動でトランプを移動する、という要件を足してみました。

プログラミングをしているだけあって少し時間がかかりましたが、無事に生成されました。

見た目としては、トランプの真ん中のマークが薄いような気もしますが、特に違和感はなさそうです。指示はしていませんが、戻るボタンも生成されています。トランプの移動もドラッグアンドドロップに対応していました。
また「自動完了」のボタンを押すと、自動である程度のトランプを組札に移動してくれます。
実際にプレイしてみると、いい感じと思ったのですが、フリーセルのルール上カードが赤黒交互に数字が連続している場合、カードをまとめて移動できるのですがそれが出来ませんでした。さすがにこれは致命的ですね。
修正依頼をする
Geminiは、一度生成されたアプリやゲームも何か不具合や修正点があればその場で指示を出すことが出来ます。
そこで、修正を依頼しました。

雑な指示になってしまいましたが、修正に応じています。
生成結果。

見た目は特に変わっていませんが、ちゃんと連続したカードをまとめて移動できるようになっていました。まとめてカードを移動させるときの見た目がわかりづらいですが・・・。
トランプを全部組札に移動させると勝利画面が出てきます。

何回かプレイしましたが、通常プレイするにおいての致命的なバグみたいなのは感じませんでした。もちろん長時間バグを見つけるためのプレイをすればまだまだ問題点が見つかりそうですが。
ただ、ゲームとしてはかなり完成度が高く、以前に別の生成AIで試したものとは比べ物になりませんでした。
まだまだ修正したいこともありますが、あまり修正しすぎるとゴチャゴチャになりそうな気もしたので、今回はこの辺にとどめておきます。
せっかくなので、生成したフリーセルを上げておきます。(PCのみ対応です)
【補足】
ゲームの始めにトランプの先頭に数字の「1」があると、自動で組札に移動します。
見た目について、若干見づらさを感じるかもしれません。
トランプのドラッグアンドドロップについて、ドロップ位置が結構シビアなので操作性も悪いと感じるかもしれません。
また、今回は試しに作ってみたという程度の目的なので、そんなに長時間テストプレイしているわけではなく、バグなどが発生する可能性があるのでご了承ください。
まとめ
今回は、Google Geminiでトランプゲームのフリーセルを制作してみました。思った以上に完成度を上げることが出来て、AIの進化を感じ取ることが出来ました。

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